矯正歯科-小田原市(鴨宮)の歯科・歯医者・予防・入れ歯・小児矯正なら「いちかわ歯科医院」

丁寧な治療。小田原市(鴨宮)の歯科・歯医者・予防・入れ歯・小児矯正なら当院へ。

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【診療時間】9:00~13:00 / 14:30~18:30(土曜午後14:30~17:30)
【休診日】木曜・日曜・祝日

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矯正歯科

できるだけ抜かない、成長を助ける、そして取り組みやすく

私自身、遺伝や噛み癖、そしてむし歯による乳歯の早期喪失などが原因で、噛み合わせが深く、歯並びが悪くなっています。小さい頃からそれに気づき正しい口の使い方を知ってそれに近づける努力をしていれば少しは正常に近づけたのかな、と思います。遺伝による影響は大きいですが、生まれてからの習慣を正すことで少しでも良い形に近づけることができます。勉強や運動でも早い時期に正しい方法を習得しておくことが大切だと思います。

「しっかり噛んで正しく飲み込む、鼻で呼吸する」といった基本を早めに身につけることで、その子の持ちうる最良の機能とかたちを獲得するように努め、可能であれば成人してから矯正装置などを使用せずきれいなお口ができれば理想的と考えています。

当院の矯正治療は、機能の修正で正常な歯並びと噛み合わせを目指す小児矯正が中心です

当院の矯正はできる限り歯を抜かず、マウスピース、床矯正装置、必要があれば拡大用のワイヤーなどを用いて機能の変更と歯列を拡大する治療方法を優先しています。そのため、成人の方や将来にわたり矯正治療が必要な場合は、専門知識を持つ歯科医師を紹介させていただく場合があります。

矯正をスタートする時期がポイント できるなら今から…

永久歯が生え揃ってからでは、マウスピースや床矯正での治療に限界があります。また正しい口の使い方を習得することで、良い歯並びと噛み合わせを育成する目的を考えると早い時期から機能修正のための治療を開始することが望ましく、歯を抜かずに矯正できる可能性が出てきます。骨格の成長が緩やかになる小学校高学年頃までに歯並びや噛み合わせの問題を解消することが重要だと考えています。気になりだしたら検討するタイミングだと思います。誰でも今が人生で一番若い時ですから。

幼児・学童期からのマウスピース矯正について

反対咬合(受け口)や上顎前突(出っ歯)、過蓋咬合(噛み合わせたときに下の前歯が見えない)、叢生(歯が並ぶスペースがない)などが気になる方、また乳幼児歯科健診で指摘された保護者の方は多いのではないでしょうか?また、最近は口呼吸の弊害が話題になることが多く、気にして来院される方もいます。それらを修正するために負担を抑えたマウスピースを使用しています。

この装置を、就寝中と起きている時1時間以上使用することで、口周囲の筋肉(唇、舌、頬など)の正しい使い方を習得することになり、歯並びや噛み合わせが修正するだけでなく、より好ましい顔貌への成長を促します。また口呼吸から鼻呼吸へ変化することで、より健康な人生を過ごせることが期待できます。
通院は1~3ヶ月ごとで装置の拡大と口腔機能向上のための簡単なトレーニング、経過観察を行います。

マウスピース(プレオルソ)の費用は60,000円(税別)/1年間で途中で装置の変更、紛失の場合は+10,000円(税別)です。
※原則としてプレオルソは使用開始後およそ1年で回収させていただきます。

とりあえずの歯並び、噛み合わせだけの治療期間であれば1~2年が目安ですが、装置を使用した口周囲のトレーニングという考えからその後も定期的な健診を継続することが重要で、必要に応じて装置を換えていく場合もあります。
歯並び、噛み合わせは遺伝による影響が大きいので、すべての症例がこの方法だけで治療できるのではありませんが、正しい口の使い方を習得できるメリットは将来的に大きいと考えます。

歯並びや噛み合わせの異常に気づいたら早めの対応を

私は中学校の学校歯科医をさせていただいているので、毎年数百人の生徒さんの歯科健診を行っています。そこでは、多くの生徒さんに歯並びと噛み合わせの問題がみられますが、中学生になってからでは自然に改善する可能性は極めて低いので、本格的な矯正治療が必要になるケースがほとんどです。

学校健診の歯並び、噛み合わせ(歯列・咬合)の評価は0,1,2の区分があります。
“0”は異常なし 軽度な異常はこちらにしてしまいます。
“1”は定期的観察が必要 といっても観察して良くなることはあり得ないですが…
“2”は専門医(歯科医師)による診断が必要 = 治療が必要であるということです。

咬合判定「2」の基準

様々な歯並びと噛み合わせの異常について表のように判断基準が決められています。
“2”に該当するケースは見た目はもちろん、食べる、話す、呼吸するという機能に問題があり、ご本人も気にしている場合がほとんどです。“1”はその程度が軽いものです。

プレオルソを適切な時期(遅くても小学校卒業まで)に使用すると“2”になるケースをかなり減らせると確信しています。
もちろんプレオルソのみでは限界があり、将来的には本格的な矯正治療が必要になるケースもあります。しかしながら、早めに比較的手軽な方法で状況の改善ができ、あわよくば矯正治療をせずにすめばとてもハッピーなことだと思います。

プレオルソのメリット・デメリット

<プレオルソのメリット>

  • 歯並びだけでなく、反対咬合、過蓋咬合など 噛み合わせの問題を改善できる
  • 正しい発音や飲み込み方を習得でき、口呼吸など悪習慣の改善ができる
  • 装着することによる「痛み」はほとんどない
  • 既製の装置を使用するので費用が安い

<プレオルソのデメリット>

  • 装置が入らないほど強度の歯列不正の場合は使用できない
  • 歯が大きく叢生の程度が強い場合は、プレオルソによる拡大だけでは不十分な場合がある
  • 細かい歯の移動はできない。状況によっては、他の矯正治療の検討が必要になる
  • 継続的に使用しなければ治らないため、本人と保護者の協力が不可欠

気になることがあれば、手遅れにならないように早めに対応することが大切です。

床矯正について

床矯正装置とは、入れ歯と同じようなプラスチックのプレートでできた本体に、スクリューやクラスプ(維持装置)がついた構造です。スクリューを回すことでプレートが拡がり、その装置がゆっくり歯列を拡げ、歯を動かし、歯並びをきれいにします。ただし、拡大しただけではきれいに並ばない場合は、拡大が終わったあとでブラケットとワイヤーを用いた矯正が必要になる場合があります。

床矯正装置(拡大床)費用:80,000円(税別)