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2014年3月17日

院長あいさつ

院長あいさつ

このホームページをご覧になっている方と同じように、私も歯のことで悩まされた人間のひとりです。小さなころからむし歯があって、歯科医院へ通っていた記憶があります。そのころの歯科医院はとても混雑していて、わかりやすく説明してくれたり、丁寧に治療をしてくれたりという時間もなかったと思います。そして、むし歯を治療してくれるのはありがたいのだけれど、どうしてこんなに怖いの?痛いの?苦しいの?と思っていました。

小さなころから細かい作業やモノを作ることが好きでしたので、それを人とのコミュニケーションに役立てられる仕事に就きたいと思ったことが、歯科医を志すきっかけでした。

真剣に歯医者を志したのは高校3年生。織家勝(おりや・まさる)先生の執筆された『かしこい歯医者のかかりかた』という本との出会いに、私は強い衝撃を覚えました。その本には、当時の歯科医療は患者さんを短時間で処理するような丁寧さに欠けた治療が多いことや、技術面で拙い歯科医もいるという驚愕の事実が書かれていました。その一方で、そこにはしっかりとした治療法が掲載されており、織家先生がその治療法を実践しているということもしっかりと伝わってくるものでした。

院長あいさつそして、自分が受けた歯の治療について理解することができた上、これから学ぶことがわかりやすく書かれていたので、何度も読み返したのを鮮明に覚えています。この本に書かれているように歯が長持ちするようなしっかりとした治療を行い、患者さんを幸せにする歯科医になりたいと考えるようになりました。また自分が受けた歯の治療についても、わからないから怖い、丁寧にしないから痛い、休む時間をくれないから苦しい...のでは?と思うようになりました。

そのような思いを抱き、歯科大学へ入学しました。6年間の仲間との勉強や実習をとおして、また所属していた合唱部の活動から、人とのコミュニケーションの大切さを教えられました。「人と話すこととは、その人の気持ちを理解すること」、このことは歯科医になった今でも、とても大切にしている考えのひとつです。患者さんとは常に1対1でしっかりと向き合って、悩みや希望に応える治療を行えるよう日々努力しています。また、合唱部で呼吸の仕方を学ぶことができたのも大きな成果でした。呼吸のしかたを工夫することで歯の治療の際の苦しさを軽くすることができ、リラックスできることを理解しました。

自分自身が小さなころから歯科治療を受けていた経験から、そして大学卒業から勤務医時代を経て、今日に至るまで、歯科医としてたくさんのことを経験し、学ばせていただきました。その結果として、今日の治療に際して心がけていることが次の3つです。

まずは「手抜きはしたくありません」。歯を長持ちさせるために正確で確実な治療を大切にしていますので、治療内容によってはどうしても時間を要してしまうことがありますが、ご了承いただければ幸いです。

院長あいさつ2つ目は「患者さんに優しい歯科医院」であること。私は「患者さんの気持ちをないがしろにしない」ことが優しさであると考えます。たくさんの講習会やスタディグループに参加するなどして、さまざまな技術を習得してきましたが、その技術は患者さんのために使うもので、それを駆使することが目的になってはいけません。患者さんの希望をしっかりと理解させていただいた上で、最適な治療をさせていただければと思います。

3つ目は「迷ったときには患者さんを第一に考える」。患者さんにとってどうすることが最良なのか?を考えることによって治療は始まると考えます。その基準は「自分だったらこうしてほしい」が原点だと思いますが、歯を治すことが人生の目的ではありませんし、それぞれの患者さんの健康状態、考え方、生活環境などさまざまな要素によって治療方法や予防方法をアレンジしていくのが当然のことと思います。

これまで歯科医として学んできたことを小さなお子さまからご高齢の方まで、多くの患者さんのために還元できたら嬉しい限りです。そのような気持ちを胸に、生まれ育った、この土地に必要とされる歯医者でありたいと思います。お口のことで困ったことがあったら「かかりつけ歯科医」として第一番に頼りになる存在でありたいですね。


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